▶︎なぜ今、矯正治療が注目されているのか?
私が診療の現場に立つ中で、ここ数年で特に感じているのは、矯正治療を希望される患者さまの世代の広がりです。「中学生のうちに矯正を終えたい」「子どものうちに噛み合わせを整えたい」「30代からでも遅くないですか?」「オンライン会議が増えて、自分の歯並びが気になってきた」
これらはすべて、矯正が「特別な治療」ではなく「ライフスタイルの一部」になりつつあることを示す現象です。当院、なんばエッセ歯科・小児歯科クリニックでは、小児矯正から成人矯正、マウスピース矯正まで幅広く対応しており、どの世代においても安心して取り組める体制を整えています。
歯並びを変えるということは、見た目を整えることだけでなく、噛み合わせを改善し、全身の健康にも大きく影響します。歯列矯正は、ただの美容的処置ではなく「健康づくり」の一環であるという意識を地域の皆さまにもっと伝えていきたいと私たちは考えています。
▶︎小児矯正は“顎の成長”を活かすタイミング治療
6歳から12歳ごろにかけての混合歯列期は、矯正治療を始めるのに非常に適した時期です。この時期は、顎の骨が柔らかく成長途中にあるため、骨格のコントロールがしやすいという特徴があります。子どもの矯正は「歯並びを整える」ことに加えて、「口呼吸を鼻呼吸に変える」「指しゃぶりなどの口腔習癖を改善する」「顎関節のバランスを整える」など、成長全体をサポートする目的を持っています。
近年では、従来のワイヤー矯正に加えて「インビザライン・ファースト」と呼ばれる小児向けマウスピース矯正も登場し、見た目に抵抗があるお子さまにも配慮した治療が可能になっています。当院ではこれらの矯正技術に加えて、小児歯科専門のスタッフによるサポート体制も万全で、子どもが楽しく通える雰囲気づくりにも力を入れています。
さらに、矯正治療と並行して行うむし歯予防、歯みがき指導、生活習慣のアドバイスも重要です。歯並びが整うことで歯みがきがしやすくなり、長期的な健康にもつながります。小児矯正は単に歯の並びを揃えるだけでなく、お子さまの将来を見据えた全体的な口腔育成の第一歩と言えるのです。
▶︎成人矯正に“遅すぎる”はない。美と健康のリスタート
「矯正治療は若い頃にするもの」と思われがちですが、実際には30代・40代・50代の患者さまが年々増加しています。歯並びが気になる、昔に矯正したけど戻ってきた、むし歯や歯周病を繰り返す、などの理由から矯正を検討される方は少なくありません。
成人矯正の目的は、見た目の美しさはもちろん、機能的な改善にも重点を置いています。たとえば、歯並びが乱れていることで歯磨きがしにくくなり、むし歯や歯周病を引き起こしやすくなることがあります。また、噛み合わせの不調は顎関節や首・肩のコリにも影響することがあり、全身の健康に直結する問題でもあります。
当院では、ライフスタイルに応じた治療プランをご提案しており、患者さまのご希望に合わせて治療の進め方や使用する装置を選ぶことができます。また、治療を開始する時期もご自身の生活イベント(就職、結婚、出産など)に合わせて柔軟に調整できます。矯正治療が「自分のタイミング」で始められるよう、私たちが全力でサポートします。
▶︎マウスピース矯正が選ばれる理由とは?
近年、特に成人矯正において「マウスピース矯正(インビザライン)」の人気が高まっています。透明で目立たず、取り外しが可能なため、社会人や子育て中の保護者の方にとって非常に取り入れやすい治療法です。
マウスピース矯正の最大のメリットは、装置が目立たないことにあります。会話中や写真撮影の際でも気になりにくく、周囲に矯正中であることを知られずに治療を進められます。また、食事や歯みがきの際に取り外せるため、生活に支障が出にくく、口腔内を清潔に保ちやすいのも特徴です。
ただし、マウスピース矯正は「装着時間の自己管理」が非常に重要です。1日22時間以上の装着が必要であり、外したままにしていると計画通りに歯が動かない可能性があります。当院では、患者さまが快適に治療を継続できるよう、装着時間の管理アプリの導入やLINEでのサポート体制を整えています。また、治療中にズレが生じた場合には再スキャンによるアライナーの再作製(リファイメント)にもスムーズに対応できる体制を整えています。
さらに、マウスピース矯正は治療後の「後戻り防止」が重要です。当院では、保定期間中のリテーナー装着管理と定期チェックを2年間標準で行っており、矯正後の歯並びが安定するまでしっかりとサポートします。
▶︎矯正治療を成功させるために必要な知識と準備
矯正治療を検討する際、多くの方が「痛そう」「高そう」「長くかかるのでは」といった不安を抱えています。確かに、矯正には一定の期間と費用がかかりますが、それ以上に大切なのは「正しい情報」と「信頼できる医院選び」です。
まず、治療を始める前にしっかりとした診断を受けることが大切です。当院では、3DスキャナーやCT撮影を用いた精密診断を行い、現在の歯並びと骨格の状態、噛み合わせ、舌や顎の動きまで多角的に評価します。そのうえで、患者さま一人ひとりに合わせた治療計画を立て、ゴールを見える形でご説明します。
また、途中で治療方針を修正する必要がある場合にも、再スキャンや治療計画の見直しを柔軟に行えることが重要です。私たちは、治療が「計画通りにいかないこともある」という前提のもとで、患者さまと一緒に柔軟に向き合う姿勢を大切にしています。
そして、矯正治療の終了後も「終わり」ではありません。保定装置の装着、メンテナンス、後戻り防止のサポートなど、「一緒に歯並びを守る」フェーズに入ります。ここまで含めて、私たちは【治療】だと考えています。
当院の無料カウンセリングでは、費用、期間、装置の種類、ライフスタイルとの相性などをじっくりとご相談いただけます。「矯正をいつかやってみたい」「子どもの歯並びが気になる」「まず話だけでも聞いてみたい」そんな方は、ぜひ一度ご来院ください。